駆ける、青空のもと

駆ける、青空のもと、堤の道

左にダム、右に木立

左にプール、右に川

ここも一つの沙汰の境

鼓動が弾む度、叫びたくなる

けれど、私一人ではない

叫びは鳥に任せよう

その代わり、心で静かに私は叫ぶ、世界にむけて

毎秒ごとの新境地

悔恨も羨望もなく、私は駆ける

私の呼吸は私のために

私の歩みは世界のために

淘汰による死

死がための法悦