人を愛そう

やっとだ、やっと気づいたのだ。

真に美しいものを既に知っていた。

畏怖か猜疑か、そうしたものから目をそらさずにはいられない憂鬱があっただけだ。

なんて無粋なことだろう。

あぁ今度こそ、私は愛す、愛すぞ!!

あの伏見がちな微笑みの幸福を、求めてやまぬ。