広がり続けるもの

答えが一つのものは普遍的で必然的。答えが無限にあるものは偶発的で独自的。例えば、前者は科学で後者は芸術。私は後者が好きだ。私を自由にしてくれるから。映画だって後者に当てはまると思う。一つの映画にいくつもの解釈が与えられ、その映画はその解釈の数だけの際限ない広がりをみせる。映画を仕上げるのは私の解釈。この映画は私の映画。そうした独自性の底流にある自由に私は何度も救われている。